経営者が新入社員を迎えにあたり、しておきたいこと No,003

2022年4月14日

桜の季節になりました。

3月20日、東京の靖国神社の桜の開花発表のなか
全国で例年より2~3日早く、今年も各地で開花が発表されています。

日本人にとって、
満開の桜は心浮き立ちますね。

この季節は、会社にとって新入社員をお迎えする時期でもあります。
今日は、それに伴い、経営者がしておきたい
あることをご紹介いたします。

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■ 経営者が、新入社員を迎えにあたり、しておきたいこと
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4月は、新入社員を迎える季節です。

経営者の方にとっては
「一日も早く、わが社の社風になじんで欲しい」
「一日も早く、戦力になって欲しい」
と願っておられることでしょう。

そのためには、入社式での社長の訓示や
研修の準備などとは別に
是非ともしておくべき準備があります。

その準備とは、次の2つのことを
実践することです。

まず、あなたの会社に神棚があるならば、
入社された社員のお名前をフルネームで書いて、お供えして下さい。

例えば、

2022年度 新入社員名簿
次の10名の方が入社致しました。

氏名 ○野○男様
   ●山●子様
    ・
    ・
というふうに人数と氏名を記入します。   

なぜこのようなことをするのか。

それは神様に報告するためです。

あなたが、社員の方に望まれることの一つは、
上司への「ホウ・レン・ソウ(報告、連絡、相談)」ですよね。

でしたら、経営者であるあなたが「率先垂範」し
会社で最も上の立場にある経営者が
更に上の神様に「報告」するのです。

つぎに、
『今回、新たに加わった社員は、次の10名です。
(氏名をフルネームで読み上げる)

皆、健康でいい会社生活を送れますように、
そして一日も早く会社になじみ、良き戦力になって頂けるように
どうぞよろしくお願い致します。』

と言葉に出して言ってください。

神様へのお願いは、言葉に出してはっきりと言います。

それをすることで、あなたご自身の中に、
新たに加わった社員の方の名前と存在が強く印象づけられ、

これから共に戦う社員として
守り、育てるという覚悟が定まります。

日本には「以心伝心」という言葉があります。

新入社員に
「一日も早く、わが社の社風に、そして戦力に…」
と願う前に、まず経営者であるあなたが先にすべきことがあるのです。

最後に「会社に、神棚がまだ無い」
という場合は、
会社の近くの産土神社にお参りして下さい。

ちなみに今年は、新入社員の採用はない、
という場合も同じです。
4月は、新たな出発の時。

神棚に手を合わせたり、産土神社にお参りして、
「同じメンバーで頑張ります。
どうぞよろしくお願い致します」
とお願いをしてきて下さい。

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これから経営者としての
神棚のまつり方
神社でのお参りの仕方など
順次お知らせしていきます。

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■ 大志塾暦 経営者のひと味違う、お花見の話
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前回の大志塾暦は、
経営者は、お彼岸のお中日にご皇室ゆかりある場所に
遙拝をしておくことをおすすめしました。

このメルマガを読んで下さった
何人もの経営者から
「はじめて皇居に向けて手を合わせました」
「こうすることで、社員の先祖にも、
間接的に届くのだと思ったら、
知らなかった今までがもったいなかった」

など色々なご感想をお寄せいただきました。
ありがとうございます。

今回は「経営者のひと味違うお花見について」です。

桜の名所は、全国に沢山あります。
あなたにとってのお花見の場所はどちらでしょうか?

お花見というと
一般の方は、桜を愛でて楽しみます。

経営者は、桜を愛で、楽しむと共に
次の桜の木を植えることも考える。

つまり皆さんが花見を楽しめるように、
言葉を換えれば、社員の方をはじめとして
皆さんが人生を楽しめるように、
その“もと”を植える。

なぜなら、経営者は、
与えられる側の人でなく
与える側の人だからです。

富士宮浅間神社には、
武田信玄公お手植えの桜があります。

また東京の隅田川沿いには、桜並木が美しいです。
一説によると八代将軍、徳川吉宗公が
桜並木を命じられたのだとか。

江戸の人たちが、花見を楽しめると共に
沢山の人が、そこに訪れることで
土手が踏み固められる、
洪水から守る意図もおありだったとか。

そういうことにも、考慮し
物ごとに着手する人でありたいですね。

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■ 編集後記
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今回は、お花見についてお伝えしましたが
私も、桜が花時で美しい三嶋大社にお参りしてきました。

三嶋大社は、源頼朝公が
平家打倒を目指して挙兵した際に
戦勝祈願を行った場所として知られています。

今年は、NHKの大河ドラマ
「鎌倉殿の十三人」の影響もあり、
神社内でも源氏に縁ある場所の紹介が
随所で目に止まりました。

三嶋大社にあるお菓子は「福太郎」
草餅にこしあんがのっています。

福太郎の由来は「福の種まく、福太郎」
という意味が込められているそうです。