大型連休を『黄金の価値』あるものとするには No,005

2022年5月5日

おはようございます。
神道研究家の藤原美津子です。
5月に入りました。いかがお過ごしでしょうか?

大型連休も間近です。中には、
2日、6日に休暇を取り、5連休、
8連休の会社もあるとお聞きします。

今回は、一般に「ゴールデンウィーク」
と呼ばれる大型連休期間を経営者にとっての
《黄金の価値》があるものにするには?
についてのお話です。


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【1】今日の道しるべ
  「大型連休を『黄金の価値』あるものとするには」
【2】大志塾暦「二十四節気 立夏」
  活力ある社風を作るのは、社長の役目
【3】編集後記
  大型連休に、藤原おすすめの一冊

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【1】今日の道しるべ
大型連休を
『黄金の価値』あるものとするには
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『人の行く裏に花の山』
という言葉があります。


誰の作か、諸説あるようですが、
一説には茶道の千利休の言葉
ともいわれるこの言葉。


これは「株の売買」などをされる方への教えとして、
よく使われる言葉です。


人と同じ動きをしていては、儲けを取れない
人が売るときに買い、人が買うときに売れ
ということのようです。


これは、「時の使い方」についても
同じことが言えます。


今回は、コロナの緊急事態宣言による
外出自粛が発出されていない
3年ぶりの「ゴールデンウィーク」。


今までできなかった
家族でのお出かけをしたいという方が
大多数であることでしょう。


ではこの「人の行く裏に花の山」の
大型連休における「人の行く裏」とは、
どんなことでしようか?


それは効果的な充電をすることです。


経営者の方の中には、
お正月休みやゴールデンウィークなど
少しまとまった休みが取れる時は、
ひたすらインプット、充電にあてる方が多いのです。


一日は、ご家族と過ごしても、
旅先に沢山の書物を持参して、
ひらすら読書に没頭する方も
いらっしゃいます。


もし経営者であるあなたが、
大型連休を読書や動画視聴など
何らかのインプットに充てられる時は、
心の栄養や人生の糧になるような
書物がおすすめです。

(編集後記におすすめ本紹介)


実用書は手にしないと決めてしまうのも一手。
この機会に生き方や歴史などの
本や動画などはいかがでしょうか。


もし今までの毎日で心が疲れていたら、
心の栄養となる音楽でもいいですね。


責任あるお立場にいると、
日常は無駄な時間や、
実務に関係ないことは
出来にくいものですね。


連続したお休みの時こそ、
一見、無駄と思えることに時間を使うのも
色々な気づきを引き出してくれる
かもしれません。


今、経営者であるあなたが、
最も力が湧き出ることは何でしようか?


ご自身が、力を出せる鍵やヒント、
それが得られたら、あなたにとって
『黄金の価値』がある一週間になるでしょう。


経営者の方が、力が湧き出る鍵を手にすること。
そして視野を広げ、
次への階段を上る力を蓄えること。


これは、今後、大志塾(大願成就倶楽部)でも
そのための方法や心得について
本格的に取り組む予定ですが、

まずは今回の大型連休、
ぜひ何らかのインプットをすることで、
効率的な充電をなさってください。



ところで、この歌「人の行く裏に花の山」
には、続きがあります。


「人の行く裏に花の山 
いずれを行くも 散らぬ間に行け」


今回、旅行の計画を立てている人は、
「人の行く 表の道を行く」
一週間になりますが、


「人と同じに表を行く」のでも
「人の行く裏を行く」のでも
いずれに行くのも、
価値ある一週間にして頂くことは可能です。



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【2】大志塾暦 二十四節気 立夏
 活力ある社風を作るのは、社長の役目
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今年の立夏は、5月5日です。
暦の上では、この日から「夏」

「夏」というのは、新芽が出た後、
茎がグーンと生長する時期でもあります。

人も、同じです。
では人の成長の前に、何が必要でしょうか。

それは
本格的な夏の訪れの前に、梅雨があるように、

人が大きく成長する前には、
「潤い」としてのものが必要だということ。

前回は、4月20日の穀雨でした。
覚えていらっしゃいますか?
(前号:http://taishijyuku.jp/blog/kokoroe/0415
経営者は、人事方針を神の前で明確にする)

穀雨の時は、経営者を「天」に見立てて
社員の方達に、朝の言葉がけをする。

それが社員の方にとっての
心を潤す恵みの雨だとお伝え致しました。

挨拶や言葉がけという毎日の積み重ねによって
社風を作ります。

朝から活力ある社風。
互いに相手を思いやる社風。
反対に、相手を平然と無視する社風。

社風を作るのは、社長様の率先垂範からです。

もしまだ朝の言葉がけなど、社長様から
していないということでしたら、連休明けに
ぜひ社長からの朝の挨拶などをしてください。

社長は、
厳しさや、冷酷さが必要な時もありますが、
その背後に「温かさ」があって、
人は初めて心酔するものです。


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■ 編集後記
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「日本とは何か?」は、
日本人なら気になる点ですよね。

もし、あなたが、
そうしたことにご関心がおありでしたら
大型連休中の読書に、おすすめの一冊があります。
  
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『天皇の国史』竹田恒泰著 PHP研究所

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「本書は、
『古事記』の日本神話から語りはじめ、
考古学と史学の最新学説をふんだんに取り込み、
神代から現代の「令和」に至るまでの
日本国史を一冊にまとめたものである。」

(はじめにより引用)


時の権力者を中心とした政治史ではなく、
天皇陛下を軸としての国史。


まとまったお休みの時に、
「日本の歴史」を旅するのはいかがでしょうか?

ただし、672頁と
かなり読み応えのある頁数になっております。