経営者の健康
2018.08.26
経営者は、自分の健康に投資せよ
経営者の中には、自分の健康よりも事業が大事という人が多い。
社長の健康は、その会社の運気にも関係があることをご存知だろうか?
欧米のエリートは、どんなに忙しくても自分の時間をしっかりと確保するという話を聞いた。
中には、分刻みでスケジュールが入っているにもかかわらず、一週間に二回「この二時間だけは絶対にアポイントを入れるな」と言う人もおり、スポーツジムに通う時間を確保しているという。
それも徹底していて、本社からボスが来るときでもその予定を変えることをしなかったそうだ。
日本人の感覚では、「そんなバカな」と思い、また到底実行出来ないと思うであろう。
しかし、ほとんどの人が半病人、健康に不安を抱えて日々薬漬けになっている現実、また長年身体の悲鳴を無視し続けて、その疲れが限界に来たときに、突然倒れてしまう実態を如何受け止めるのか。
経営者は、自分の健康に投資すべきである。
健康な身体に健全な精神が宿るというが、それだけでなく、健全な判断も下せることになる。
疲れがたまる前に、残さずにそれを押し流してしまうことで、どれほど仕事の効率も変わるか、長い眼でその差がいかほど大きなものかを考えてほしい。
出来れば疲れを溜めないだけでなく、より積極的に自分の身体の中のめぐりを起こすことを実行してほしい。
血の巡り、気のめぐりをよくすること、呼吸法などである。
その投資は、アスレチックや薬ではない。いい水だ。
人の健康は、身体だけではない。
それが証拠に、強いストレスがあると、てき面に食欲が無くなるし、夜ねられなくなったりするからだ。
場合によっては、 ノイローゼになったり、身体に変調をきたすことすらある。
身体の七十パーセントを占めるという水分を採るには、いい水を飲むことである。
私も、毎日富士山の伏流水と言われる水を飲んでいる。
最初は水がおいしいという感覚で飲んでいたが、三月ほどすると、自分の体内が変化していることに気がついた。身体が軽く、頭が冴えているのだ。
やはり体内の七十パーセントを占める水は大切である。
熟睡すれば、経営は良くなる
人の活力は、何から生まれてくるのだろうか?
気力の充実、食生活などいろいろあるが、いい眠りは、大変な活力のもとだ。
人は悩みがあるとてきめんに食欲が落ちたり、夜眠れなくなったりする。
以前に倒産して借金取りに追われ、夜ほとんど眠れない方が尋ねてこられたことがある。
そのときにまず難しいことは言わず、お風呂の入り方をお伝えした。
外国流のシャワーは、身体の汚れは取れても、心や魂の疲れは癒されないことをお話し、日本人の風呂好き、疲れたときに温泉に入りたいというのは、身体だけでなく、心や魂の安らぎを求めているかだという話をし、湯船の中で、今日一日生かされたことの感謝をするようにお話した。
その方はその晩、湯船にゆったりとつかり、そして「今日一日、ありがとうございました」と言ったときに、思わず湯船の中で手を合わせたという。
そしてその晩ぐっすりと眠り、気がついたら朝になっていたという。
いつものように借金取りがやってきたり、借金の催促の電話が鳴っていたはずなのに、気がつかないほど眠ってしまったのですと。
債権者には、誠意を持って対応することは当然にしても、夜寝られないのでは、解決出来るものも出来なくなる。
夜寝られないほどつらいことはない。
どんなに寝ようとしても、寝られない、明日は大事な会議がある、だから睡眠薬に頼ってしまうという人も多い。
夜、寝られるかどうかは、本当は人が決めることではないのだ。
自然に眠くなる。身体と心が自然界のリズムにあっていれば眠ることが出来る。
人は勝手に夜更かしして、本当は眠るべき、休むべきという自然の声を無視して生きていることが多いが、もっと自然のリズムの中に自分を生かしてみてはどうだろう。
今日一日を全力で生きる。
その後は、湯船にゆったりとつかり、今日一日を感謝して休む。
眠ることも、生きることも、人の力だけでしようと力まないことだ。
身体の声を聞いて、疲れた体を蘇らせる方法
人は身体の声を無視して突き進むことがある。
自分を支える身体を痛めつけることは、自分の人生を痛めつけることになる。
どんなに丈夫な身体でも、つまりを生じ始めたときには、効率が落ちてくるだけでなく、限度を超えたときには、坂道を転げるが如くに健康を失い、その結果大事な人生の勝負に臨むことも出来ず、不戦敗になりかねない。
大変な事態となる前に、日ごろより身体の声を聞く習慣をつけてはどうだろう。
「よく眠れるか?」
「朝の目覚めは、さわやかか?」
「毎朝快調に便が出るか?」
「洗顔のときの自分の顔色は?」
これらの確認は、その気になれば一分とかからない。
小川のつまりも、小枝一本、わらしべ一本から詰まってくるのと同じだ。
それを常に取り除けば、つまりはおこさない。
即ち、病気には罹らないということだ。健康管理には、日々の習慣が大事である。
朝は、自分の身体の声を聞きやすい。
一晩眠って回復出来ないということは、疲れがどんどん蓄積していくことを現す。
年のせいばかりではないのだ。
朝、疲れが残っていたとしても、蘇らせる方法がある。
それは、まず朝日を浴びることだ。
極端にいえば徹夜明けであっても、疲れは半減できる。
一般的にも、体内時計がリセットされるという。
少なくとも前日の疲れはリセットして、一日を始めることが大切である。
病の根を絶ち、健康の根を育てる
病気、特に命に関わる病気になったときには、そこに現れた症状、つまりお医者さんの指摘している結果は、氷山の一角と見るべきである。
病気になるには、未病といわれる期間が必ずあり、病として表面に出るまでに十分に育った病の根、病根はそれよりも何年も前からあると思わなければならない。
その病気の根を断ち切らねば、手術で切り取っても他のところに必ず出てくる。
薬で抑えても、段々効果がなくなってくる。
「病気の根」は、別の見方をすれば「健康の根」でもある。
自分を支える根っこが、どちらの根だろうか。
いい根からは、いい茎が伸び、いい花が咲き、いい実が実る。
根に一番効くものは、食生活であろうが、生活の習慣、 心の持ち方はどうだろうか。
身体の悲鳴を無視しても、暴飲暴食にふけった生活、または偏った食事をしてはいないだろうか。
人を恨み、陥れるようなことを考えてはいないだろうか。
それは根を弱めたり、腐らせる元だ。
ストレスにさらされていない人はいない。
それに加え自分を支える「根」には、仕事、住んでいる土地、家、先祖など意外なほどたくさんある。
それらがいくつも影響して、今の自分の健康、あるいは不健康を作っているのだ。
病気を治すと思わずに、「病の根を絶つ」、そして「いい根を育てる」という気持ちで臨むことが大事ではないだろうか。
そうすれば、常に「快食、快便、快眠」の健康な生活が送れるようになるのだ。
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