おはようございます。
神道研究家の藤原美津子です。
今回は、神道目線を加えて
「ビジネスに活かす神道」
としてのお話をお届けします。
─────────────
製造業・サービス業などの
職場環境改善や
維持を目的としたスローガン「5S」
をご存じでしょうか?
「5S」とは、
「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」
の頭文字をとった言葉。
工場などでも「5S」を
採用している会社が多いのは、
「5S」を実践することによって、
・仕事の効率が上がった。
・事故が少なくなった
という効果があるからでしょう。
実はこの「5S」の
「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」
は、神道の教えや実践、
そのものなんです。
神道は、「祓い清め」や「礼儀」を
大切にします。
神社で、神主さんが境内のお掃除や
お祓いをしている姿を見たことが
あるでしょう。
掃除をしたり、
土地や人の祓い清めをすることで
境内の空気や人の心が清潔に
保たれます。
空気や人の心を清潔に
することによって、
神様と人とを繋ぐための場を
整えているのです。
だからより神聖な神様のお力を
授かることが出来ます。
同じようにビジネスの場では、
「5S」を実践することで、
「仕事と人」「命と安全」とを
繋ぐための場を整えることが
できます。
それが企業が繁栄するための
環境を整えることにも
つながるのです。
「ビジネス」と「神道」は、
一見無関係な様に見えますが、
実は、深い関わりがあります。
なぜなら
「神道は、弥栄(いやさかえ)」
といわれ
ビジネスの場に応用したときには
「繁栄に繋がる実践」に
なるからです。
(「弥栄え」とは、
ますます栄えるなど
栄えるの強調ことば)
今回の「5S」は、神道での
「祓い清め」を
ビジネスに応用した実践。
人の作業効率が高まる、
安全性が高まる
などいいことづくしですよね。
これから次々に「神道目線」での
繁栄のヒントをお届けしていきます。
ご期待下さい。