おはようございます。
神道研究家の藤原美津子です。
今回はビジネスに活かす神道 その2
10月1日のメルマガ
「神道目線を加えた
『職場と心の環境整備』」を受けて
経営者が行う〇〇で
「より効果が増大する環境整備」を
お届けいたします。
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10/1のメールで、
5Sのお話をしました。
5Sである
「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」
を実施することで社内の安全・効率が
向上することを目的として
安全スローガンを掲げている
会社も少なくありません。
今回は、「5S」である
「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」
の効果をより増大させるために、
経営者の方に、ぜひ実践して
頂きたいことをお伝え致します。
あなたなら、
現在実践していることに
さらに何を加えますか?
・率先して、
社員と共に掃除をする?
・朝礼などで5Sを熱く語る?
それらもいいかもしれませんが、
もっと大事なことがあります。
経営者が、
「安全、効率アップのために」
1番すべきことは、
「安全に
良い仕事ができますように」
と心から願うこと。
整理、整頓、清掃・・という
「5S」を実際に行っているのは、
おそらく社員の方というケースが
多いことでしょう。
残念ながら、社員の方々は、
整理、整頓、清掃を行っては
いるものの、会社から言われたから
ただ作業として行っているだけ
…かもしれません。
だから「安全に」「より良い仕事を」
という思いを込めるのは
《社長の役目》である
と私は考えています。
言葉と思いを一致させることを
神道では「念と言霊の力」と言い、
「願いを叶えるための強力な力」
として活かしています。
ビジネスの場合、「掃除」という
「目に見える行動」に、
「安全、繁栄を祈る」という
「目に見えない思いを込める」ことで
より安全に、より効率的に、
社内が回っていく力になるでしょう。
そして良い仕事が出来、
結果、繁栄に繋がるのです。
では経営者の方は、
「社内の安全への思い」を
いつ、どこで、どうやって
実行すればいいのでしょうか。
それは、毎月1日に、
近くの氏神様にお参りして
日々の感謝と共に、安全と繁栄を祈る
ことです。
毎月1日だけでなく、
理想は、毎日です。
なぜなら日々、
汚れや埃は溜まっていくからです。
ですが、
毎日お参りする「日参」をする
時間は多忙な社長にとって
難しいかもしれません。
そのため会社に神棚を設けるのです。
朝一番に、会社と社員のために
真剣に手を合わせて祈る。
日々、続けることで、
社長自身の器も大きく磨かれて
いくのです。