経営者として歩んでいると
順風満帆な時期ばかりとは
限りません。
思いもよらぬ苦境に
立たされることもあるでしょう。
「なぜ
自分だけがこんな目に遭うのか?」
そんな思いがよぎるときも
あるかもしれません。
たとえば、
信頼していた相手からの裏切り。
あるいは、
理不尽な人間関係に巻き込まれ、
深く傷つくこともあるかも
しれません。
そんなとき、人を恨むのは簡単です。
しかし、
恨みの感情に囚われたままでは
前に進むことができません。
では、どうすれば気持ちを切り替え、
この困難を乗り越えることができる
のでしょうか?
恨みをエネルギーに変える思考法
大きな成功を収めた経営者の多くは、
恨みの念を何らかの形で
エネルギーへと転換し、
次の成長の糧にしています。
ある著名な経営者は、
創業期に詐欺被害に遭い、
多額の借金を抱えてしまいました。
返済に追われ、
夜も眠れぬ日々が続いたといいます。
しかし、彼はこう考えました。
「こんなことで潰されてしまったら、
騙した人が正しいという世の中に
なってしまう。
だからこそ、自分は絶対に負けない。
そして、
いつかその人に会ったときには、
『あなたのおかげで
ここまで成長できました』
と笑って言えるような人間に
なってやる。」
この強い意志が、彼を支え、
10年に及ぶ借金返済を成し遂げる
大きな力となったのです。
天に裁きを委ね、前へ進む
また、大志塾においては
「裁きは天に任せる」
という教えがあります。
これは、
自分の中に恨みを抱え続ける
のではなく、
「この裁きは天にお任せしよう」
と天の摂理に委ねることで、
気持ちを切り替え、
自分のエネルギーを
未来へと向ける考え方です。
天に裁きを委ねるには、
勇気が必要です。
なぜなら、天(神)の裁きには、
「えこひいき」がないからです。
つまり、場合によっては、
自分自身が天から裁かれる立場になる
こともありうるのです。
「もしかしたら、自分にも至らぬ点が
あったのではないか?」
この問いを持つことで、
自己の成長につながる視点が
生まれます。
経営者であれば、誰しも一度は、
夜も眠れぬほどの苦しみに
直面するものです。
そのときこそ、恨みの感情に囚われず
「この裁きは天に任せよう」
「自分の成長の機会(糧)にしよう」
と切り替え、問題解決に
全力を注ぐことができるかどうか。
ここに、
経営者としての真価が問われます。
