
“人件費”は、会社の費用の中でも
大きな割合を占める項目の1つです。
中小企業庁などによると、一般的に
企業が生み出した付加価値に対する
人件費の割合(労働分配率)は、
業種や企業規模に応じて平均
50〜70%程度と高い水準にあります。
特にサービス業などの
労働集約型産業では、
その売上高に占める比率も
高くなる傾向が公的な統計調査から
確認されており、
経営において極めて重要な要素です。
その会社の経費の大きな割合を占める
人件費を支払うときの
「思い」と「言葉」が、
経営全体や組織の生産性に
少なからず影響するというと
驚かれるかもしれません。
それほどに、
「念と言霊(ことだま)の力」は
想像以上に強力なのです。
つまり、
思いの持ち方を整えることは、
会社の発展や社員の定着にも
良い影響を与えるといえます。
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給料日と経営者の心の持ち方
経営者にとって、
給料日やボーナスの支給は
「今回も責任を果たせた」とホッと
されるのではないでしょうか。
会社が苦しい時には、
「乾いたタオルから、
水を絞り出す思いだった」
という方もいらっしゃいます。
ここで大切なのは支払うときの思い。
人は、以心伝心と言って
言葉に出しても出さなくても
思いを受取っています。
「できれば払いたくない」
「こんな思いをして
払ってやっているのだ」
と思いながら支払うと、
“運”に背を向けられ、
確実に人の定着率は下がります。
なぜなら、
社員もあなたと同じように
会社を支えてくれる存在であり、
社員にも守るべき家族がいるからです。
そのことを思えば、支払うときの
心のあり方が大切なのは、
言うまでもないことかと思います。
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倒産した社長の「口ぐせ」
以前ご相談に来られた方が語って
くださったお話です。
「自分が小学生の頃、父(社長)は
ボーナスの時期になるといつも
憂鬱そうで、
『一年の中でボーナスの日なんて
来なければいい』
と口ぐせのように言っていました。
だから子ども心に、
“ボーナスの日はイヤな日”
だと思っていました。」
残念ながらその会社は、
息子さんの成人を待たずに
多額の負債を抱えて倒産したそうです。
「ボーナスの日なんて
来なければいい」という言葉どおり、
その日が本当に来なくなって
しまったのです。
“言霊”の力が働くと、
ボーナスを出せない状態を
自ら呼び込んでしまうことも
あります。
支払いのときの言葉にも
慎重でありたいものです。
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マインドセットを整える方法
それでは、
経営の好、不調にかかわらず、
気持ちを切り替え、感謝して支払える
マインドセットの方法をお伝えします。
神棚のある会社では、
次のようにしてみてください。
1.給与袋(または給与明細)を一度
神棚にお供えする。
2.「今月も無事に皆さんへ
お渡しできます。
ありがとうございます。」
と声に出して手を合わせる。
このひと手間を加えるだけで、
自然と「ありがとう」という言葉が
出てくるようになり、
「出してやっているのだ」の思いも
消えていくはずです。
給与やボーナスは
「会社の血流」です。
それを
「感謝の気持ち」で出すことで、
社員にも、会社にも、そして
経営者自身にも豊かさが巡ります。
年末に向けて、
「お金の流れ」と「言葉の力」を
整えていきましょう。
これが、社員にも神様にも喜ばれる
開運に繋がるマインドセットです。
ぜひ実践してみてください。
