
「人」字に見えることから「踏まずの石」と言われている
「不思議といろんな話が、
一度に舞い込んできた」。
そんな経験はありませんか?
仕事や人との出会いには
“波”があります。
何もなかった時期から一転、
急に様々なご縁やチャンスが
押し寄せる──
そんなとき、
私たちはどのように進むべきでしょうか。
もちろん「運が向いてきた!」と、
そのまま波に乗るのも一つの選択肢
です。
もしあなたの準備が整っていれば、
流れに乗ることで道が拓けることも
あるでしょう。
しかし、
実際には“準備を超える話”が一気に来る
ことの方が多いのです。
今日はそんなときの対処法について、
お伝えします。
◆ パターン別に考える
一度にくる「いい話」には、
主に2つのパターンがあります。
1.異なる分野から、
別々のいい話が同時に来る場合
2.同じテーマで、複数の選択肢が
同時に現れる場合
今回は、1の「異なる方面から、
別々のいい話が来たとき」について
お話しします。
◆ 全てを受け入れるのは、危険
異なる分野からのいい話を、
すべて受け入れることは困難です。
もし無理に引き受けたとしても、
一点集中に比べると成果が
小さくなってしまいがちです。
以前、私のもとにこんなご相談が
ありました。
「国内1件、海外3件の
仕事の依頼が急に舞い込みました。
どれも魅力的で、どれを選ぶべきか
迷っています。
実は、藤原先生の伊勢神宮
参拝研修に申し込んでから、
こうしたことが起きたのです」
こんなとき、
あなたならどうしますか?
このご相談に、私は次のように
お答えしました。
「今来ているお話は、
すべて一度お断りください。
なぜなら、○○さんにとっては今、
事業を広げることよりも、
現在の基盤をしっかりと固めること
が優先だからです。
もし本当にご縁のある話であれば、
今断っても、また必ず戻って
きます。
安心して“今やるべきこと”に
集中してください」
数ヶ月後、その方から
こんなお礼のお声が届きました。
「あのとき海外進出を決断しなくて
本当によかったです。
もしあのまま新しい話を
進めていたら、肝心の“本丸”が
崩れてしまったかもしれません」
この事例のように、目の前の好機に
飛びつくことだけが、正解では
ありません。
ときには“断つ”勇気が未来を守り、
より大きな果実を実らせるのです。
◆ 経営と農業は似ているところもある
こんな風に考えてみましょう。
仮にあなたが農作物を育てる農家
だとしたら。
芽が出、実をつけ、やがて収穫を迎える。
しかし、育てる“実”を絞らなければ、
どの果実も小粒になってしまうのです。
植物には、
一度に育てられる数の限界があります。
だからこそ、摘果(てきか)という作業が
必要なのです。
(摘果とは、必要な数を残して、
後は摘み取ること)
ビジネスでも同様です。
すべての「いい話」を受け入れてしまう
ことは、結果として、どれも中途半端に
終わり、小さな成果しか生まなくなります。
ぜひあなたにとって、
育てるべき芽は何なのかを見極めて、
訪れたチャンスの芽を大きく育てて
くださいね。
次回は、「チャンスが同時に訪れたときに
頼る神様とは?」 についてお届けします。
大志塾の伊勢研修でも、必ず訪れる
神社です。
どうぞお楽しみに!
