おはようございます。
神道研究家の藤原美津子です。
新しい年が始まりました。
いかがお過ごしでしょうか?
私は、今年も、1月8日から3日間
伊勢神宮の参拝をしてきました。
3日間とも天気予報通り快晴。
伊勢神宮に入るための橋(宇治橋)を
渡り始めた途端に
少し曇っていた空から
光がぱーっと差してくるなど
清々しい体験をしました。
伊勢参拝研修参加者には、
必ずお伝えする事前の禊ぎがあり、
今回は全員、ちゃんと出来ていたのかしら?
と嬉しくなりました。
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【1】今日の道しるべ
「経営者にとっての、寒稽古とは?」
【2】大志塾暦
「寒餅(かんもち)」
【3】編集後記
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【1】今日の道しるべ
「経営者にとっての、寒稽古とは?」
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寒の入り(二十四節気の小寒 1月5、6日頃)から
寒明けまで2月3日
(立春が、2月4日)までの期間
を「寒の時期」といいます。
「寒の時期」は、
1年の中で一番寒い時期と言われています。
剣道、柔道などでは、
この時期に寒稽古が行われます。
寒稽古は、寒さに耐えながら
朝5時頃から7時頃まで身心の鍛錬を行います。
また「大寒」(1月20日頃)の日には、
神社などでも「大寒禊ぎ」を
行っているところがあります。
「寒稽古」も「大寒禊ぎ」も
「寒さ」「厳しさ」を
むしろ心身を鍛える糧とせよ、
ということでしょう。
この教えを経営に置き換えたら
どうなるでしょう。
「寒さ」「厳しさ」とは、事業面での試練。
それを乗り越えて
より大きな経営の力とする。
これが経営者の
実践を伴う寒稽古といえます。
ですが、それだけでは、
根性論でしかありません。
「心が折れて」しまうこともあるでしょう。
では、実践を伴う寒稽古に
耐えられる力を得るにはどうすればいいか。
お勧めの方法を
1つご紹介しましょう。
それは早朝に、神様にご挨拶をすること。
大志塾の伊勢参拝研修でも
必ず実施していることの1つが
伊勢神宮の早朝参拝です。
1月の伊勢神宮の開門は、朝5時。
つまり、
開門と同時に入る早朝参拝の時間は、
武道の方が、寒稽古をなさっている時間帯と
ほぼ同じです。
伊勢神宮の早朝参拝は
経営者にとっての寒稽古ともいえます。
朝5時は、まだ夜明け前ですので、
周囲は真っ暗です。
夜明け前は、1日の中で1番寒い時間。
伊勢神宮の入り口にある宇治橋は、
凍っていたり、欄干に霜が降りていたりします。
今年の1月10日(火)に
経営者の方々をお連れした早朝参拝では、
宇治橋の欄干に降りた霜が
白く細かい宝石のように
キラキラと光っていました。
どんな宝石よりも美しく、
息をのむほどに神秘的な場面でした。
確かに寒いのです。
ですがそれ以上に、心洗われる心地がする。
これは神様の懐に入ることで
「寒さ」の中にある不思議な力を頂いてくる。
そう受け止めて頂いてよいでしょう。
ただし「神様の懐」に入るためには、
その前の禊ぎが必要・・となります。
大志塾では、「神社参拝は
事前準備で8割決まる」
とお伝えし、
事前の準備を整えた上で
お参りして頂いています。
ご自身をまったく整えないで
お参りする時とは
同じ伊勢の神域でも
感じ方に格段の違いがあります。
出来れば事前準備は、
自己流で行わず
一度は、ぜひ大志塾の
(事前準備を含めた)伊勢参拝を
ご体験頂きたいと考えています。
次回は、6月23日(金)24日(土)
寒稽古とは異なりますが
夏至の時期としての
格別の参拝が出来ます。
(募集開始をお待ちください)
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【2】大志塾暦
「寒餅(かんもち)」
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「寒餅(かんもち)」という言葉をご存知ですか?
12月につくお餅ではなく
「寒に入ってからつくお餅」のことです。
寒の時期に作った物は
腐りにくく、長持ちするということから
「寒についたお餅を食べると
一年粘り強く、健康に過ごせる」
という言い伝えもあります。
今ほど医療が発達していない
時代に生きた先人は、
健康に1年を過ごせるための知恵として
季節毎に色々な言い伝えを残しました。
しかし昔とは比較にならないほど
医療が発達した現代でも、
新型コロナウィルスのように
次々と変異をし、世界中に大きな影響を
及ぼすこともあります。
最新の医療ももちろん大切です。
私たちはたくさんの恩恵を受けています。
それと同時に
季節毎に行うしきたりなどを
大事にしながら、
先人の知恵と神様の恵みを
頂いていきたいものですね。
寒餅は、お米屋さんやネットなどでも
販売されているようです。
もし餅つき器がご自宅にある方は
ぜひ2月3日までに「寒餅」をついて
食してみてください。
寒餅は、縁起の良い食べ物の1つです。
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【3】編集後記
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N社長さんより、
ステキなメッセージを頂きました。
ご紹介します。
(ご本人の許可を頂いています)
昨日の伊勢参拝では我々のために、
貴重な体験をさせて頂き 誠に有難うございました。
大志塾で学ばせて頂いて以来、
毎年新年には社員を連れて 参拝させて頂いています。
あの様な緊張感の中
また、 貴重なお話の数々が
社員も個々感じるものがあったようで、
今日からの仕事に生活に エネルギーを頂けた様です。
【中略】
参拝の帰路、社員の元に
今年ターゲットにしたいと思っていたお客様から
話を聴きたいから来てくれと 商談の要請連絡が入りました!
年初に貴重な経験と学びを頂き 本当に有難うございました。
誠実、謙虚、寛容を心に 今年も頑張りたいと存じます。
言葉だけで足りませんが 本当に有難うございました。
取り急ぎ御礼まで。 時節柄、お身体御自愛ください
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