神の意に乗る、必勝フレームワーク活用術 No,039

2023年10月11日

おはようございます。
神道研究家の藤原美津子です。

「暑さ寒さも彼岸まで」
という言葉がありますが、
いかがお過ごしでしょうか?

事務所のある小田原でも、
お彼岸を過ぎてグッと秋らしく
なってきました。

季節の急激な変化で
風邪などを引いたりなさらないように
お気をつけ下さい。

寝具などの調整をするのも
いいですね。

お彼岸といえば、
大願成就倶楽部の9月の動画
「経営者がおさえるべき、
先祖との関わり方」
を見てくださった経営者の方から、
次のようなご感想を頂きました。

編集後記をご覧下さい。

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【1】今日の道しるべ
「神の意に乗る、必勝フレームワーク活用術」
【2】大志塾暦
「来年の構想をたてよう」
【3】編集後記

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【1】今日の道しるべ
「神の意に乗る、必勝フレームワーク活用術」
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「彼を知り己を知れば
百戦殆からず。」

これは、『孫子』の中で最も有名な
教訓の一つです。

意味は、ご存じのように「敵と味方の
情勢をよく知って戦えば
何度戦っても、敗れることはない。」
という教えです。

ビジネスの場でも、
「彼」、つまり競合相手を知り
「己」、つまり自社を知るために

「3C分析」などのフレームワークで、
整理しておられる方も
多いでしょう。

(3Cとは顧客〈Customer〉競合
〈Competitor〉自社〈Company〉)

しかし、どうしても
100戦100勝どころか、連戦連敗
してしまう時だってあります。

もちろん、フレームワーク自体は、
長年のビジネスの知恵が凝縮された
素晴らしいものです。

では連勝するためにはここに、
何を足したらよいのでしょうか?

一つには、これらのフレームワークは
欧米の発想から出来たものである
ということを前提として
考える必要があります。

欧米人は、基本、狩猟民族です。

ですからライバルを出し抜くために、
顧客をより多く取り込むために
これらの分析をされるのだと
私はとらえています。

一方、
日本人は、基本、農耕民族です。

ですから
フレームワークを使うときには、
「思い=念」を
切り替える必要があります。

どう切り替えたらよいか?

それは
ライバルを蹴落とすためではなく、
「共存共栄をするために」
分析をすること。

お客様に価値を提供し
競合相手とも共に栄えるという発想で

顧客、競合、自社の3つを
分析することです。

つまり決められた市場の中で、
客を奪い合う発想ではなく

市場全体を大きくしたり、
価値を高めることを考える。

フレームワークが、作られた目的は
おそらくライバルに勝つため
でしょう。

日本人が、フレームワークを
外国の方ほど上手く使えなかった
理由はこの目的の差にあるのです。

ライバルを蹴落とすために使うのか
共存共栄、より大きな貢献のために
分析するのか

使う人の「思い=念」で、
いかようにも変わります

これを神道では、
「念と言霊」の「念の力」
といいます。

どう「思うか」これは、
神様に届くための
大事な決め手の一つでもあります。

農耕の場合、隣の畑が豊作だったから
自分の畑が不作になるということは
ありません。

なぜなら天の恵みである
「太陽の光」や「恵みの雨」は、
一つの畑だけに注がれるのでは
ないからです。

むしろ天の恵みが、全体として
どれだけ注がれるかの方が大事です。

ビジネスの場でも、
同じことが言えるのでは
ないでしょうか。

欧米式のスキルは、
日本流に一度置き換えて使うことで
より大きな気づきか得られるはずです。

ぜひ行ってみて下さい。

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【2】大志塾暦
「来年の構想をたてよう」
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十月は、「神無月」といいます。

その理由は、十月は、
すべての神様が出雲に行かれるため

出雲以外の場所では
「神がいなくなる月=神無月」
と言われるそうです。

しかし伊勢神宮では、十月に
一年の中で大きな祭典の一つである
神嘗祭(収穫感謝祭)が行われます。

神嘗祭には、天皇陛下が、
宮中で育てられた新穀も
お供えされます。

「神無月」には、伏せ言葉があって
「国つ神様は、すべて出雲の地に
行かれる」
と捉えて下さい。

天つ神様の代表が、
伊勢の天照大御神様です。

国つ神様の代表が、
出雲の大国主の神様です。

ですから「十月は、神の月」
大志塾では、こう呼んでいます。

大志塾でお伝えしている
数霊(かずたま)でも、
十は、「神」を表すからです。

だから「十月に立てた構想は
実現しやすい」と考えられます。

来年の構想を練るのに
最適の時期。

師走ほど慌ただしくないこの時期に

今年の見直しをすると共に
来年の構想をざっくりとでも
立ててみませんか。

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編集後記
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大願成就倶楽部の9月の動画
「経営者がおさえるべき、
先祖との関わり方」

を見てくださった経営者の方から、
次のようなご感想を頂きました。

「まさか『先祖の供養』と
『自分の心』が階層となり
リンクするとは思っていません
でした。

遠方なので、今年のお彼岸の墓参りは
行かなくてもいい
と思っていましたが、これを知ったら
行かなくてはですね。

それまで、なんとなく
モヤモヤしていたのですが
飛行機の切符を取ったら、
胸の辺りがスッとしました。」

今後も大願成就倶楽部では、
日本人力を上げながら
経営にお役立て頂くためのご提案を
してまいります。
ぜひお役立てください。