御田植え祭に学ぶ 経営者のあるべき祈願の姿勢 No,33

2023年7月7日

おはようございます。
神道研究家の藤原美津子です。

新型コロナウイルス感染症が
5類に移行したことを受けて、

全国の神社でも
お祭り再開の動きがあるようです。

先日(6/24)4年ぶりに、
ほぼ従来の規模で開催された
三重県志摩市の伊雑宮(いざわのみや)の
お田植祭を見学してきました。
https://www.homemate-research-tour.com/useful/14354_tour_fes/sandai/07/01.php


伊雑宮は、伊勢神宮の別宮の一つ。
大志塾の伊勢参拝研修の一環です。

伊雑宮の御田植祭は、
香取神宮、住吉神社と共に
日本の三大御田植祭の1つです。

田んぼでは、田楽に合わせ
早乙女(お田植えをする若い女性)達の手で
田植えが行われる雅な神事です。

また「竹取神事」は、対照的に
ふんどし姿の男性達が、
繰り広げる勇壮な行事です。

今回は、御田植え祭を通じて、
ビジネスにも活かせる祈願、
考え方をお伝え致します。

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【1】今日の道しるべ
 「御田植え祭に学ぶ 
  経営者のあるべき祈願の姿勢」
【2】大志塾暦 「小暑」
【3】編集後記

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【1】今日の道しるべ
 「お田植え祭に学ぶ 
  経営者のあるべき祈願の姿勢」
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御田植え祭は、
盆、正月と並んで節季のひとつ
と捉えられています。
この日をめどに本格的な農作業を
進めたといいます。

昔の人は、どんなに自分たちが
種まきや炎天下の草取りなどを頑張っても、

天の恵みである太陽の光や、
恵みの雨(よい水)
また大地の力がないと、

良い実りにならないことを
実体験として感じていたのでしょう。

だから本格的な農作業の前に、
神に豊作を祈る行事として
御田植え祭を行っていました。

これは、何も農作業だけでなく
ビジネスの場でも同じことが
言えるのではないでしょうか。

つまり本格的な作業に入る前に、
神に祈り、より大きな貢献を誓う。

そして結果として大きな実り、
大きな成果を手にするという姿勢です。

これが経営者の祈願として
あるべき姿かもしれません。

本格的な動きの前に
祈願をするのは、

天候面だけでなく、
予期せぬ世の中の動きや機運などに
対応できるようにするためです。

ここ数年の新型コロナの影響は、
大変な思いをなさった方も多い反面、

世の中全体の動きが
いかほど大きな影響があるかを
見直す良い機会となりました。

自分たちの努力をより活かすために
本格的に動き出す前に謙虚に祈る。
そしてより大きな成果を手にする。

神棚のある方は、神棚での挨拶と共に
これからの計画などを供えることを、
おすすめ致します。

なぜなら御田植え祭と同じように
本格的な動きの前に謙虚に神に祈る
姿勢となるためです。

もちろん神社で正式祈願をすれば
より丁寧です。

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大願成就倶楽部の5月の動画には
経営者が、神棚でお願い出来る数々を
ご紹介しています。

お申込みはこちら
https://taishijyuku.jp/club/

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【2】大志塾暦 「小暑」
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本格的な暑さ到来の前の準備

7月7日は、七夕であると同時に
二十四節気の「小暑」です。

「小暑」の後は「大暑」です。

小暑は、
「小さく暑い」と書くところから
次に来る「大暑」として
本格的に暑くなる少し前を指します。

二十四節気を意識して過ごしていると
急激な天候の変化に身体が
対応しやすくなります。

当日は、少し早起きをして朝日を浴び、
「本日は小暑です。
どうぞよろしくお願い致します」
の一言を加えるとよいでしょう。

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【3】編集後記
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6月23日24日で、
伊勢神宮参拝研修を行いました。

今回のテーマは
「経営者の目的達成力を高める伊勢参拝」

参加なさった方からは
伊勢の神域の中で、心を鎮め
自分と向き合うことで、
新たなビジネスの案が浮かんだ
という報告がありました。

また夜、10時過ぎまで、
各人が目標達成に向け
自主的に見直しをされるなど
積極的な動きもありました。

24日早朝には、二見浦興玉神社、
夫婦岩のところで(朝4時30頃)
朝日を拝みました。

夏至のこの時期は、
夫婦岩の大小二つの岩の真ん中から
朝日が昇ることで有名です。

伊勢神宮をはじめ
30年以上、お参りしていますが
二見浦で朝日と共に富士山が見えたのは
今回が初めてです。

Facebookで、二見浦の朝日と
伊雑宮の御田植え祭の写真を載せています。

よろしかったらご覧下さい。
藤原のFacebookはこちら
https://www.facebook.com/mitsuko.fujiwara.33